前回の記事では、ビジネスシーンでトレンドの名刺デザインを、デザインサンプルも交えてご紹介しました。
時代とともに名刺デザインのトレンドも変わってきていますが、近年の傾向として、会社や個人の個性を反映したオリジナルのデザインで名刺を作りたいという方が増えてきています。
そこで今回の記事では、オーダーメイド名刺について解説します。オーダーメイド名刺の魅力や、オリジナルデザインで名刺を作成する時の流れを詳しく解説するので、ブランドイメージを最大限に表現できる名刺を作りたい方は、ぜひご一読ください。

この記事は、次のような方におすすめです。
・オリジナルの名刺デザインで他社と差を付けたい方
・オーダーメイドで名刺を作成する時の流れを知りたい方
前回の記事では、名刺デザインのトレンドについて解説しました。今回の記事では、オーダーメイド名刺について詳しく解説していきます。
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新しく名刺を作ろうと思っているのですが、デザインテンプレートを利用するか、オリジナルのデザインで名刺を作るかで迷っています。

デザインテンプレートを使った名刺作成は、手頃な値段と短納期が魅力です。しかし、デザインの選択肢に限りがあり、独自性を出しにくいという難点があります。企業がオーダーメイドで名刺を作るべき理由を解説します。
独自性のある名刺を作れる
デザインテンプレートを使った名刺作成では、既に用意されたデザインの中から好みのものを選ぶことになります。
名刺作成会社の多くは数多くのデザインテンプレートを用意しておりますが、さまざまな業種の企業が使える一般的なデザインが多く、会社の社風や個性を表現しにくいという欠点があります。
また、無料のテンプレートの中には、デザインのクオリティが低いものも存在します。
オーダーメイドで名刺を作る場合は、デザイナーに相談しながらゼロからデザインを作成していきます。
コーポレートカラーや会社のロゴをデザインに取り入れたり、掲載情報を選んだり、特殊なサイズや形の名刺を使ったりなど、独自性のあるデザインで名刺を作ることができます。
企業のブランディングを強化できる
ビジネスシーンのデジタル化が加速度的に進んだ現在でも、対面でのビジネス関係の始まりには名刺交換が欠かせません。
ただし顔合わせの前に既にオンライン会議やメールのやり取りなどで連絡先の交換は済ませてあることも多く、名刺の役割は単なる連絡先の交換よりも、名刺を通した印象作りが重要になってじています。
オーダーメイドで名刺をデザインする場合、企業の理念や提供するサービスをデザインに反映したり、紙質や印刷技術にこだわったりすることで、受け取った人の印象に強く残る名刺を作成できます。
名刺デザインを通して企業ブランディングを強化し、他社たの差別化をはかれます。
仕上がりの満足度が高い
オーダーメイドの名刺では、プロのデザイナーと相談しながら、色やフォントの選択から印刷方法や名刺選びまで、名刺を構成する全てのパーツやレイアウトを一つ一つ決めていきます。
クライアントの要望が反映されたデザインに辿り着くまで細かく調整し、試行錯誤を重ねながらデザインを決めていきます。
デザインテンプレートを使用する場合、自分の好みに近いデザインを選べるものの、既存のデザインに掲載情報を入れていくスタイルなので100%思い描いた通りの名刺を作成するのは難しいでしょう。
オーダーメイドで名刺を作成する場合は、デザイナーに自分の要望を聞き出してもらい、一文字の大きさや配置まで細かく指定していくことができます。
妥協をせずに自分のイメージにあったデザインを追求できるので、仕上がりの満足度が格段に高くなります。
オーダーメイド名刺を作成する流れ




オーダーメイドで名刺を作ると、自社の個性や強みをデザインに反映でき、他社との差を付けられそうですね。オーダーメイド名刺は、どのような流れで作成されるのでしょうか?

最初のヒアリングから名刺が完成するまでの、デザインプロセスの流れを詳しく解説します。
1.デザイナーとの初期の打ち合わせ/ヒアリング
実際のデザインに入る前のヒアリングは、オーダーメイドでの名刺作成に欠かせない大切な第一歩です。ヒアリングをする目的は以下の通りです。
クライアントの持っているイメージを引き出すこと
名刺作成の目的やターゲット層を明確化し、デザインの方向性を決定すること
後のデザイン提案がスムーズに進むよう、デザイナーとクライアントの間で共通の認識を形成すること
ヒアリングでは以下のことをクライアントに確認します。
ヒアリングで聞き出すこと
・事業内容や提供しているサービスや商品
・ターゲット層
・名刺を作成する目的やゴール
・色やフォントなどの希望
・希望するデザインの雰囲気
・使用する紙、印刷や加工技術
・記載する情報の確認
ヒアリングの段階でしっかりと情報を整理し、クライアントとデザイナー間の認識を共有しておくことで、続くリサーチやデザイン作業を効率的に行うことができます。
2.リサーチ
クライアントのイメージヒアリングの後、リサーチを行います。リサーチのポイントは以下の通りです。
リサーチのポイント
・業界の名刺デザインの調査
・一般的な名刺デザインのトレンド調査
・競合他社の名刺デザインの調査
・印刷会社の調査(用紙の選択肢、加工や印刷方法、値段、納期など)
名刺デザインのトレンドは時代と共に変化します。また業界によっては、顔写真やポートフォリオのURLを入れるのが一般的だったり、資格や登録番号の記載が推奨されていたりなど、記載内容に特色があることもあります。また、同業者の名刺デザインを調査することで、後にデザインが類似しないようにすることも大切です。また、クライアントの希望する用紙や加工・印刷技術を使った場合の値段や納期なども調査します。
3.デザインドラフトの作成
ヒアリングとリサーチで得た情報をもとに、実際にデザインを制作していきます。記載する情報は整理して、似たような情報はまとめて配置、優先順位を決めて「何を最も目立たせるべきか」を考慮します。
デザイン案で決めること
・用紙のサイズと向き
・フォントの種類とサイズの選択
・コーポレートカラーやイメージに合った色の設定
・ロゴの配置
・記載情報の配置
・レイアウト
余白や視線誘導も意識し、伝えたい情報が自然に目に入るデザインに仕上げます。候補となるデザインドラフトを2~3案まとめてクライアントに提示し、フィードバックを求めます。
4.最終案を決定
クライアントからのフィードバックをもとに、最終のデザイン案を決定します。クライアントの要望を受けて修正を重ね、デザインの細部を決めていきます。全ての修正を終えたら、クライアントに最終確認をします。
5.最終デザインを確定、印刷へ
最終のデザインが決定したら印刷業者の使用に合わせてデータを作成します。印刷会社へ入稿し、校正データを確認した上で問題がなければ印刷を開始します。
オーダーメイドの名刺作成のまとめ
企業がオーダーメイドで名刺を作るべき理由と、オーダーメイドで名刺を作成する時のおおまかな流れについて解説しました。
オーダーメイドで名刺を作るべき理由
独自性のある名刺を作れる
企業のブランディングを強化できる
仕上がりの満足度が高い
オーダーメイドでの名刺作成は、最初のヒアリングから始まり、リサーチ、ドラフト作成、最終案の決定、最終デザインの確定から印刷へと、5つの段階を踏んでデザインを決定していきます。
ドラフトの作成案は早くて3営業日程度、そこから1案を選んでブラッシュアップするため、デザイン確定までおよそ1週間かかります。
オーダーメイド名刺の印刷には通常3営業日程度、特急注文での即日や翌日対応も可能です。注文から納品までは通常2~3週間かかります。

博多広告社ではオンラインや電話でのお客様対応もしています。遠方のお客様からもオーダーメイドの名刺作成を承っており、多くの方に満足していただいております!
また、博多広告社ではロゴ制作も承っております。ロゴ制作もオーダーメイド名刺と同様に、お客様のヒアリングから始まりデザイン案をご提案いたします。博多広告社のロゴ制作プランでは、3案提案する場合で50,000円、イメージが完全に決まっている場合は1案30,000円となります。オーダーメイド名刺と一緒にロゴ作成も発注したいという方は、ぜひご検討ください。