【名刺作成の豆知識】第12弾のテーマは、ブランディングを高める高級なショップカードについてです。
お店の名前や連絡先、営業情報などを記載したショップカードは、再来店を促進したり店舗を紹介したりするツールとして活用されています。店舗のコンセプトを反映したデザインのショップカードを用意することで、店の雰囲気や価値観を伝えることが可能です。
デザインや用紙の質感など、こだわりを持って作られたショップカードは、お店のブランディングを高めるのに効果的です。今回の記事では、高級感のあるショップカードに向いている用紙の特徴について解説します。

この記事は、次のような方におすすめです。
・ブランドイメージを向上できるショップカードを作りたい方
・高級感のあるショップカード向けの用紙を知りたい方
前回の記事では、業界別の高級感のある名刺デザインについて解説しました。今回の記事では、高級感のあるショップカードに焦点をあて、高級感のあるショップカードのデザインや用紙の特徴について解説します。
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ショップカードの主な役割



ショップカードは、店やブランドの魅力を伝えるのに欠かせない営業ツールです。ショップカードの主な役割は以下の5点です。
再来店を促す
一度来店した人にショップカードを持ち帰ってもらうと、カードに記載されている店舗の所在地や営業時間などを後日確認してもらえます。財布やカバンの中にあるショップカードから店のことを思い出してもらえ、再来店を促すことができます。
実店舗への来店を促す
ポップアップストアやイベントなどに出店している場合、お客様にショップカードを渡すことで、実店舗への来店を促せます。
オンライン購入やSNSの利用を促す
ショップカードに公式ウェブサイトやSNSを記載しておくことで、オンラインでの購入や店舗のSNSアカウントのフォローを促せます。公式サイトやSNSの利用から、販売促進効果や宣伝効果が期待できます。
店の情報を拡散する
来店した人が自由に持ち帰れるようにしたり、プレゼント用に購入した商品に添えたりすることで、店舗の情報を広めることができます。ショップカードを通じて、顧客の友人や知人にも店舗のことを知ってもらえるきっかけが作れます。
ブランディングを高める
店舗やブランドのコンセプトを反映したショップカードを作ることで、店舗の雰囲気やブランドの価値観などを効果的に伝えることができます。「素敵なショップカード」を通じて素敵な店舗やおしゃれなブランドという印象作りができ、他店との差別化もはかれます。
ショップカードがおしゃれだとついつい持って帰ってしまいますよね。そして、誰かに共有したくてそのショップカードを見せて行った時のことを話をする。そうやって口コミが広がっていきます。
お店ブランディングをするためには、必須と言ってもいいショップカードです。
ショップカードで高級感を演出するには?



高級感のある店やブランドを印象付けたい場合、どんなショップカードを作ればよいのでしょうか。高級感を演出できるショップカードのデザインの特徴、用紙や加工技術の選び方について解説します。

ショップカードは集客や販売促進に大いに役立つのですね。店やブランドのイメージを向上できるショップカードを作るためには、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?

店やブランドのイメージを高められるショップカード作りには、デザインへのこだわりや用紙・加工へのこだわりが欠かせません。
高級感のあるショップカードのデザインの特徴
ショップカードは「お店の名刺」であり、受け取った相手が店やブランドに抱く印象を大きく左右します。高級感を印象付けたい場合は以下の点に気を付けましょう。
・コンセプトの統一
ショップカードは「店舗やブランドの顔」となるため、店舗やブランドのコンセプトとマッチしたデザインであることが大切です。ブランドロゴやイメージカラーを取り入れ、店内の雰囲気や商品のイメージに合わせたデザインを選びましょう。
・高級感のある色選び
高級感を演出するのに効果的な色は、白や黒などのモノトーンカラー、ゴールドやシルバーなどのメタリックカラー、ネイビーやボルドーなどの濃いめのカラーです。店やブランドのイメージカラーがある場合は、アクセントカラーとして積極的に取り入れましょう。
・情報を厳選したシンプルなレイアウト
掲載情報は量より質を重視して、厳選することが大切です。情報が多いカードはごちゃごちゃした印象があり、安っぽく見えます。余白を意識したゆとりのあるレイアウトで、高級感を演出しましょう。
高級ショップカードに適した用紙の特徴
いくらデザインにこだわっても、粗悪な紙に印刷されたショップカードでは高級感を感じることはできません。高級感を印象付ける用紙の特徴は以下の通りです。
・厚手であること
一般的な名刺用紙よりも厚みのある紙は、重厚感や高級感を演出するのに役立ちます。
・肌触りの良い紙であること
長い植物繊維が漉き込まれた和紙や、表面に適度な凹凸感がある紙、サラッとした表面でツルツルとした手触り紙などは、カードを手に取った時の触覚を心地よく刺激し印象に残りやすくなります。肌触りの良い紙からは、伝統の深さや丁寧なクラフトマンシップ、スタイリッシュさなどが感じられ、店やブランドの印象作りにもプラスに働きます。
和食でしたら和紙もおすすめです。繊細な指ざわりがお店のイメージにぴったりとあります。ファーストビンテージ、バフン絹180kgやバフンつち180kgなど特徴的な用紙も人気です。
・特殊な紙であること
メタリックな色合いの紙、特殊な原料を使ったユニークな質感の特殊紙、ナチュラルな風合いのクラフト紙など、店舗やブランドのイメージに合った特殊な紙もおすすめです。こだわりの紙を選ぶことで、個性的で高級感のあるショップカードに仕上げやすくなります。
高級ショップカードにおすすめの印刷・加工方法
高級感を出すために印刷方法や加工方法にこだわるのもおすすめです。
・白印刷/金印刷/銀印刷
黒やネイビーブルーなどのダークカラーの紙に白色、金色、銀色で文字を印刷します。スタイリッシュで高級な印象の名刺に仕上げられます。
・箔押し印刷
箔押し印刷は、金箔や銀箔などの箔をプレス機によって熱と圧力を加えながら、紙に転写する特別な印刷技術です。独特の光沢感や凹凸感が出せるため、ショップカードのごく一部に箔押し加工を施すだけでも一気に高級感が増します。
・角丸加工
角丸加工は、用紙の角を丸くする加工です。角を丸くするだけで柔らかい印象に仕上がります。四隅すべて丸くしたり、一か所だけ、あるいは対角線だけ角丸にしたりなど、自由に選べます。
・変形サイズ
通常のショップカードは名刺と同じサイズの91mm×55mmですが、定型外のサイズを選ぶと、他の店舗のショップカードから抜き出た存在になり、特別感が増します。
高級ショップカードのまとめ



高級感を演出するためのショップカード作りに必要なデザイン、用紙、加工のこだわりポイントをご紹介しました。

博多広告社では、高級感のあるショップカード作りに最適な上質の名刺用紙や特殊紙を多数取り揃えております。店舗やブランドのイメージに合ったショップカードを作れるよう、経験豊富なスタッフがサポートいたします!
ショップカードにはお客様の再来店を促す効果や新規顧客の獲得効果があり、店舗やブランドの販売促進や宣伝ツールとして大いに役立ちます。
「思わず手にとりたくなる」「大切に取っておきたくなる」ショップカードを作ることで、集客効果や販売促進効果を高めることが可能になります。
博多広告社では、これまでに和食料理店、居酒屋、バー、雑貨店など、さまざまな店舗やブランドのショップカード作りをお手伝いしてきました。デザインの細部まで注意し、質感の良い用紙を選び、丁寧に印刷・加工したショップカードは、店舗やブランドの価値そのものを向上させます。
高級感が感じられるこだわりのショップカードで、お店やブランドのイメージを向上させ、集客や販売促進を目指してください。


